合併や経営統合などに伴い、契約締結前に行われるデューデリジェンスの結果は、発見した問題点に応じて取引価額の調整要因となったり、表明・保証条項として契約に反映されたりします。

M&Aの際、誤った意思決定を事前に防止するためにも、取引成立前に行われるデューデリジェンスは今や必要不可欠な手続となっています。

また、デューデリジェンスは「買い手」側が「売り手」側に対して実施するケースが多いですが、案件によっては「売り手」側が案件に先立ち、事前に実施する場合もあります。これを通常「セラーサイドDD」とか、「セラーズデューデリジェンス（DD）」等と呼んだりします。案件のよりスムーズな進行を目的として実施されることが実務的には多くなっています。

いずれの側で実施されるデューデリジェンスについても当事務所はノウハウを有しています。

金利減免や借入金のリスケ（場合によっては債務免除）等、金融機関にとって不利な交渉をしなければならない場合、金融機関内における意思決定資料としてデューデリジェンス報告書が必要となる場合があります。

デューデリジェンスの大きな流れは上図の通りです。

しかし、実際には上記の手続のいくつかが同時並行的に進む場合が数多くあり、高度な「プロジェクトマネジメント」能力、他のDDチームとの「コミュニケーション能力」が必要となります。

このため、実際に数多くのデューデリジェンス案件を経験していないと、M&Aプロジェクト自体に重大な支障を来たす危険があります。

当会計事務所は財務デューデリジェンスの分野に関し、100件以上の案件をこなし豊富な経験を有しておりますので、お客様に安心してサービスを受けて頂くことが可能です。もちろん、

スケジュール的、内容的、金額的に妥当なライン

についても的確にアドバイスさせて頂くことも可能です。

なお、デューデリジェンスのご契約の前に案件概要、必要とされているデューデリジェンスの内容について協議させて頂いた上で業務スコープを契約書に反映させていきますので、カスタムメイドの財務デューデリジェンスを実施することが可能です。